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2006年2月27日 (月)

見せしめが必要なとき

 「見せしめ」罰して他の人のいましめの例とすること。

 飛行機の機内で携帯を使用し続けた乗客が客室乗務員の注意も聞かずにいじり続け、繰り返しの注意でやっと電源を切ったと思ったらギャレーまでその客室乗務員を追いかけて行って、胸ぐらを掴んで暴言を吐きつばを吐き掛けた事件があったが、この問題に対してJALはいろんな意味でどうよ?と思う対応なのである。
 まず第一に携帯の使用を止めなかった時点で機長へはどういう報告が行ったのか?
 携帯の使用を止めない限りは離陸は出来ない訳だから、機長が航空法違反である旨を宣言して使用停止を命令するべき状況ではなかろうか? 離陸前で機長がコクピットからでてこれないと言う事情はあるならば、ポーティングブリッジまで戻って空港の警察官なり警備員に引き渡す事を警告すればよい。
 第二に一旦機内から出したこのバカを、「もうしないと約束したから」と再度搭乗許可している点。 新聞記事ではこの騒動で1時間も出発が遅れた事に対してのペナルティを課したとは書かれていない。
 2004年に改正された航空法によれば、今回のケースは「携帯の利用」と「乗務員に対する暴力行為」にあたり処罰の対象となる。
 恐らくJALとしては「お客様だから穏便に」と言う判断が働いたのだろうが、今回のケースは処罰するのが正しい。 機内、特に離陸直前に携帯を使うことがどういう事か想像できない人間は今回のバカだけではないのだから、見せしめとして使えば少しはそう言うバカも学ぶ事になるし、今後同様のケースがあった際の対応の前例とする事が出来た筈なのだ。
 船でも飛行機でもキャプテンは搭乗者に対して絶対的な権力を行使できる。
 そうでなければ安全な運航がおぼつかないからだが、今回の例はその権力を行使しなかったが故に搭乗者の信頼を損ねた結果となった。 離陸が1時間遅れたと言う時点でもはや乗客の信頼など消えている。 それが急病人の発生とかの不可抗力では無く、バカへの対応の為だったと言うのは回りの客は見ているのだ。 一人のバカの為に2百人以上の乗客が迷惑を被ってよかったのか?と言われて、このキャプテンはどう答えるのだろう?
 権力の行使には責任が伴うものだが、行使すべき時に行使できない人間に権力を預けるはみんなの不幸である。
 責任が取れない人間に権力を預けるのも困ったものだけど。

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