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2006年4月23日 (日)

地雷のつきあい方

 TBS系の「夢の扉」と言う番組でカンボジアの地雷処理を行う地雷啓開車輛の開発と実際の運用を扱っていた。
 内戦で埋めた地雷が想定で約600万個あるという。
 その大部分が未だに処理されていないのだから、爆発事故が多発するのは当たり前である。
 地雷と言う兵器、防御兵器としてはこれほど頼りになる兵器は無い。
 例え設置していなくとも「地雷あり」の立て看板一つで敵の足を止められる。
 敵にしてみれば相手が地雷を所持しているのが判っていれば、まず進軍を止めて確認に入る。 そして安全なルートが啓開されるまでは動けない。
 無視して突っ込む相手なら、警告は済んでいるのだから次のポイントで本物を埋めておけば良い。
 そういう意味では専守防衛をお題目にしている日本が地雷を破棄したのは、大いなる間違いである。
 上陸地点の海岸線にきっちり埋めておけば、いくら事前の爆撃や砲撃で叩かれても全部叩ききれる訳でないから、上陸してきた敵は確実に引っかかったのに。
 
 だが地雷は敵味方を区別してくれないので、設置するときは一個一個どこに設置したか詳細なマップを作成するし、自分たちが反撃で使う進撃路も開けてやるのがセオリー。
 だがこれを守ると言うかやる余裕があるのは先進国の軍隊位なもので、カンボジアの様にロクな軍事教育も受けてない民兵みたいな連中が、後のことまで考えて埋めるわけが無いから厄介である。 その点、ベトコンはその点はまだマシだったようだ。
 単位面積当たりの有効な個数なんて考えもせずにバカスカ埋めれば、いくら地雷があっても足りはしない。
 だから中国や旧ソ連(ロシアになってからもか?)がじゃんじゃん売りまくる事になり、節操無く売りまくった連中の尻拭いを国連がやってお人好しの日本が金出してやることになっているのが今の現状。
 地雷啓開車が入って処理した土地は比較的安全になる。
 だが入れない所はそのままだ。
 番組では地雷の処理されていない土地に住む一家を取材していたが、そこの娘は「地雷は見えないから怖くない」と言う。
 普通なら見えないから怖いと思うのだが、あまりにも回りにありすぎて感覚がマヒしているか、自分が踏んでいないからそう言うだけなのかどちらかだろう。
 この国に必要な支援って、地雷啓開車輛や地雷処理の要員派遣ではなくて、国民全員への地雷の正しい知識と対処方法の教育じゃないかとふと思った。
 その方が効率よく対処ができるのではないか?

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