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2013年5月 3日 (金)

アフガンでのジャンボ墜落

 いろんな所にカメラが入っているとはいえ、落ちていくジャンボの一部始終をすべて動画撮影されているとは、どういう時代なんだろうと思う。

 アフガンの空軍基地を離陸直後にバランスを崩して失速、そのまま地面に叩きつけられているが、動画の開始当たりで妙だなと思ったのが、ジャンボにしては機首上げ角が異様に大きかった事。

 ノーズギアが出ているのが見えたので、飛び上がった直後だと言うのは判る。
 ただ、あの位置からあの角度で見えるのは戦闘機の離陸シーンだってそうは無い。
 ましてや離陸時と言う一番重量があって、位置エネルギーも速度エネルギーも少ない状況で、あれだけ迎え角が大きかったら、主翼が充分な揚力は発生できなかっただろう。

 一応は飛び立っているので、エンジントラブルなんかで出力不足は無かっただろうと仮定できるけれど、4発がすべて全開状態でも必要な揚力を生み出せていたとは…。

 一端左翼側が沈んでいるのをリカバリーしたものの、その勢いで右翼が下がってしまったのには手を打てていないのは、気流が剥がれて失速状態になって補助翼や方向舵が働かなかったのではないかと。

 あの機首上げ状態が浮き上がってからいきなり発生したのなら、カーゴリフターだったと言うので積み荷が後ろに寄ってしまったと言うのが一番説明がつく。

 元々、航空機の重心は主翼付近、メインギアのあたりにあり、機首には殆ど重量が掛かっていない。
 ジャンボだとノーズギアに掛かる重量は3%とも言われていて、冬場で誘導路が凍結するとノーズギアが滑って方向変換ができないので、客室乗務員が機首に走り込んで来るように指示が出たりすると言う。
 大抵の空港は凍結を防止処置をしているけれど。
 それくらい軽くないと、離陸時に機首が上がらないから仕方がない。

 積み荷には車両もあったそうなので、結構な重量物が少し後ろに動いただけでも機首は容易に上がってしまう。
 しかも離陸上昇中だから昇降舵を上げ位置にあっただろうし。
 前線の空軍基地と言えば、軍用車両の空輸なんかは日常的にやっている事なので、重量バランスを間違えたとか固定を忘れたとかって事は無いと思うが。

 タリバンが犯行声明出していると言っても、米軍基地内で犯行に及べるのか、ちょっと疑問はある。

 原因は判っても、なんでそうなったかについては解明まで時間が掛かるかもしれない。

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