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2014年8月 4日 (月)

ロバート・ブートナー著「孤児たちの軍隊2 月軌道上の決戦」読了

 前作の「ガニメデへの飛翔」の続編。
 正直なところ、翻訳物だしこんな早く出てくるとは思わなかった。

 ストーリーは前作のガニメデでのナメクジとの戦闘が終結したところから始まり。
 地球への帰還からもう一悶着有る訳だが、実際に戦って現状を知っている人間と戦闘に参加しなかった人間の意識の差をベースにまたも大騒ぎになるのだが、このあたりかなり現実に則した感じがする。

 戦争中はとにかく勝つ事が優先されるが、終わった途端に官僚主義になるのはどこの組織も一緒。
 予算も潤沢に使い放題で注ぎ込まれていたものが、終わった途端に理性を取り戻した事にして、とにかく緊縮に走る。
 このあたりも現代のアメリカを示している。
 朝鮮戦争は実質負け戦だがきちんと増税して戦費を賄ったが、ベトナム以降はその出費にアメリカ自体が耐えきれなくなっていて、今では戦争する費用を他国にたかる状況。

 作中でも「戦争は終わった」事にしないと破産する事が判っているので、主人公を使ってあの手この手で戦争は終わった事をアピールするのだが、「備えあれば憂い無し」が忘れられてナメクジの侵攻に手痛い目に合わされる事になる。

 そんな「政治の事情」が大きいので、実際の戦闘シーンに割かれたページは少ないが、そこそこは楽しめる形にはなっている。

 しかし、そんな手で相手のオーバーテクノロジーを入手するってのは、やっぱりお約束なのか。
 マッドサイエンティストが居ればどうにでもなる…って事にされるんだろう。

 続編、次は何時でるのやら?

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