« bay blue (EOS M) 36 紅葉を撮ってみた | トップページ | X7 2  持ち歩き »

2015年12月13日 (日)

大石英司著「日中開戦1~8」読了

 この人の作品のベストのサイズは、ノベルス上下巻で1~3日位の範囲で終わるクライシスものだと思う。
 シリーズ化でも5巻が一番バランスがいいのだが、このところのシリーズは7~8巻に延びているのが間延び感を産んでる。
 最近は陸戦中心になるので場面転換も大きくできないし。

 この作品も陸戦中心だが、海空を出すと中国は海を渡らずに全滅するので、そこは縛りをかけたのが九州での本土決戦状態を作れている。
 海は航空部隊ががちょっと出てきて、空は301のファントム以外はちょい役にもならない位徹底している。
 その代わり陸は10式大活躍で戦車戦を展開。
 ゴルフ場をズタボロにしての戦車戦はブルジョアの社交場をぶっ潰す感がひねくれててよろしい(笑)

 理不尽な理由で戦場となった九州。
 作者が鹿児島県人だけに、各県の性格を北側にかなり悪意を感じつつも表しているが、鹿児島と熊本は今までの歴史を思っても納得のいく勇猛さを出してる。
 民兵が出るとしたら、このあたりが一番強いだろう。
 米軍がオリンピック作戦やってたら、多分業を煮やして原爆投下は長崎じゃなくて鹿児島になったと思うし、ベトナム戦争にのめり込まなかった遠因になったかもしれない。
 郷土防衛となると実力以上の戦闘力を出すのは良くある話しだし、遠征軍としては不十分な中国軍ならこれくらいの事は起こるかって気にさせられる。

 この戦争は勝者が出なかっただけに、次のシリーズはもっとアップグレードされた戦争を描く事になる気がする。

|

« bay blue (EOS M) 36 紅葉を撮ってみた | トップページ | X7 2  持ち歩き »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

ミリタリー」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 大石英司著「日中開戦1~8」読了:

« bay blue (EOS M) 36 紅葉を撮ってみた | トップページ | X7 2  持ち歩き »