Nikonのフルサイズミラーレスに思う
NikonがフルサイズのミラーレスZシリーズを発表。
ネットでも結構記事を見かけるようになった。
キャノンに先駆けての製品投入となったのだが、どういう意図で出てきたのかが、今ひとつ見えてこない。
性能や機能はすごいなと思うけど、価格を見るとこれくらいやらないとヤバいんじゃないか?と思うし、フルサイズという事で筐体そのものもミラーがなくなった割に小型化された感がない。
従来のニッコールのレンズ群を利用可能にしている事もあって、大物レンズの重量も支えなければならない分軽く作るのは難しい。
そして新しい専用マウントレンズが少ないので、従来のレンズ群に頼らなければならない。
キャノンがMシリーズを出したときもMマウントのレンズは22mmと18-55mmの二種類だけで、マウントアダプターを付属品に入れて従来のEFマウントを使えるようにしていたのと変わらないが、Mはデジイチの下位互換的位置づけだから、大物レンズ装着はあまり考えなくて良かったが、Zシリーズは価格や性能、想定ユーザを思えばそんなことを言っていられない。
そしてアダプターをかませると、ミラーレスのメリットが全くなくなる。
初代M にアダプター経由で250mmつけてたものの、そのサイズはkissシリーズと大差ない事もあって、X7購入に至った身としては、サイズや重量のメリットが無くなるならデジイチでいいじゃないかと思ってしまうのだ。
ミラーレスってことをガンガン押してこないってのは、NikonにとってZシリーズは様子見で打ち出した威力偵察部隊って位置づけなのかもしれない。
専用マウントが充実してきたらかなり有力な製品に育ちそうだが、ミラーにこだわりの強いユーザーが多い高額デジカメのテリトリーでそこまで待てるかかな。
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