ミリタリー

2017年12月27日 (水)

「いずも」を空母に?

 昨日の読売の一面にドン!と載ってたのがこのネタ。
 年末でニュースが減ってるんだなとかんじたが、実際はどうなのか。

 この話し、まず何を載せるんだって所が怪しい。
 記事だと米軍ってなってるが、あのサイズだとカタパルトも降着装置も追加は厳しいから、F-35Bかハリアーを使うことになるが、F-35Bもハリアーも海兵隊しか使ってない。
 そして海兵隊は自前の揚陸艦があるし、攻撃機は空軍や海軍のエアカバーの下でしか運用せんだろうし。
 自衛隊で使うにしても、F-35の調達機数は増えたとして、垂直離着陸機能付のB型なんて、空自が持ってもA型より能力が劣るから嬉しくない。
 ハリアーなんて、海兵隊から中古買ってまで持っても仕方がない。
 海自にしても、空母は嬉しくても飛行機に予算取られてフネが減りましたなんて受け入れ無いだろう。

 「いずも」を空母に改装にしても、最初からそのつもりで建造してたならまだしも、魔改造レベルだったら、一から作った方が安上がりだろう。
 ヘリ空母機能を持たせてるから、後は飛行甲板の耐熱性を上げるだけって状況でも無さそうだし、10機かそこらじゃ艦隊のエアカバー位しか使えない。

 どうせ金を出すなら、イギリスが意地で一番艦は建造したものの、二番艦の建造予算がつかずに計画が中に浮いてるクィーンエリザベス級を発注する方がましに思える。
 長年空母運用やってて、軽空母の実績充分な英海軍の造ったフネならまず問題はないし、20機以上運用出来るなら使い勝手も良い。
 それでも艦載機の問題はついて回るけど。

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年12月13日 (日)

大石英司著「日中開戦1~8」読了

 この人の作品のベストのサイズは、ノベルス上下巻で1~3日位の範囲で終わるクライシスものだと思う。
 シリーズ化でも5巻が一番バランスがいいのだが、このところのシリーズは7~8巻に延びているのが間延び感を産んでる。
 最近は陸戦中心になるので場面転換も大きくできないし。

 この作品も陸戦中心だが、海空を出すと中国は海を渡らずに全滅するので、そこは縛りをかけたのが九州での本土決戦状態を作れている。
 海は航空部隊ががちょっと出てきて、空は301のファントム以外はちょい役にもならない位徹底している。
 その代わり陸は10式大活躍で戦車戦を展開。
 ゴルフ場をズタボロにしての戦車戦はブルジョアの社交場をぶっ潰す感がひねくれててよろしい(笑)

 理不尽な理由で戦場となった九州。
 作者が鹿児島県人だけに、各県の性格を北側にかなり悪意を感じつつも表しているが、鹿児島と熊本は今までの歴史を思っても納得のいく勇猛さを出してる。
 民兵が出るとしたら、このあたりが一番強いだろう。
 米軍がオリンピック作戦やってたら、多分業を煮やして原爆投下は長崎じゃなくて鹿児島になったと思うし、ベトナム戦争にのめり込まなかった遠因になったかもしれない。
 郷土防衛となると実力以上の戦闘力を出すのは良くある話しだし、遠征軍としては不十分な中国軍ならこれくらいの事は起こるかって気にさせられる。

 この戦争は勝者が出なかっただけに、次のシリーズはもっとアップグレードされた戦争を描く事になる気がする。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年11月25日 (水)

新傭兵代理店シリーズ「死の証人」読了

 もはや惰性で読んでるような感のあるこのシリーズ。
 もう主役が強すぎて、何処に結末を持っていくのか判らん状況になりつつある感じがする。

 今回の舞台は台湾。
 妙な指令を受けた恋人に付き合って台湾旅行に出掛けた主人公、何が目的で何が起こるのか判らない事もあって、もっぱら美味い物を食い歩き。
 そのうち仇敵に狙われている事が判り襲撃と、話しが動いているのだが、別口で動く二人組の動向とどう絡んでいくのか?
 絡むのは判っているだけに、絡ませ方が問題なのだがそれ程の捻りは無しに。
 台湾の地名やら位置関係が判っているとそれなりに判るので、地図くらい付けてくれてもと思う。
 流石に文庫でそこまでのコストは掛けられないと言う事か。
 幸い?吉田友和の台湾周遊記を前に読んでいたので、それなりに地名から位置関係が判ったけれど、普通小説を読みながら地図を参照なんてやらんしね。

 流石に次が出ても買って読むかは疑問に思ってきた。
 シリーズ化された小説は適切なサイズってものがあるが、残念ながらこのシリーズはそれを越えてしまった感じがする。


 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年11月15日 (日)

P-1を撮る

 町田ー秋田戦を野津田で観戦中、ジェットの音が聞こえてきたので見上げたらP-1が。

 足を出して南西方向に向かって行ったので、厚木に降りる機体だと思う。

Cimg_0999

 まだ新しい機体なので、塗装もつやつやした感じ。
 騒音にも配慮してるのか?意外と静かだった。

 しかし、低速で潜水艦狩りする機体がターボファンとは言えジェットで4発ってのもなと思う。
 エンジン4発ってだけで整備に手間がかかりそうだから、とても輸出で稼げる機体ではなさそうだ。

 コイツをベースにC-2を作るって話もあったらしいが、対潜哨戒機と輸送機では求められるものが違うし、機体サイズからC-130に積める車両が積めるスペースがある様に思えない。
 空自が躊躇したのも判る。
 もっとも陸自の持ってる装甲車でC-130で運ぶ意味があるものがあるか?と言うと、国内では運ぶメリットは無いし、戦闘車両の空輸ってのは緊急展開を意味するから、出来なくても良いのかもしれない。
 PKOなら輸送艦なり民間の貨物船借り上げで運んでも事足りるし。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年5月21日 (木)

新傭兵代理店シリーズ「デス・ゲーム」読了

 傭兵代理店シリーズ最新刊。
 時間があるときにチョロチョロと読んでたので読み切るまでに時間が掛かった。
 なんか読み進む気が湧かなかった。
 レベルは維持しているけれど、前作を突き抜けてって感覚は無い。

 舞台はまたも中東シリア国内がメイン。
 序盤、何故か特殊部隊の競技会に傭兵たちが参加する事に。
 ただ参加するだけでなく、しっかり事件の導入部で否応なく陰謀に巻き込まれていくのだが、敵の主体が前作の「悪魔の大陸」上巻と同じIS相手なので、下巻に中国を挟んでなかったらストーリー的にダレたところ。

 新シリーズの問題は敵役がしょぼいところか。
 ISは今名前を売っているテロ集団ではあるけれど、国家レベルの組織でも無く実力差が辛い。
 敵が魅力的に強いと主人公が引き立つのだけど。

 作者もそれは気づいている様で、そろそろ厄介な黒幕が出てきそうな予感。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年3月 7日 (土)

武蔵 見つかる

 太平洋戦争末期、レイテ沖海戦でシブヤン海で撃沈された武蔵を見つけたと、MSの創業者ポール・アレン氏が呟いている。
 発信された画像を見ると、日本の船らしき漢字表記や艦首に大和型の特徴があるから、まず間違いないと思うけれど、武蔵を見つけるのに投入された「ヨット」と言うのが、どう見ても大型クルーザー。
 ヘリパッドや潜航艇運用設備なんかを持ってて、特殊作戦に使われてもおかしくなさそうな装備を持っている。  甲板の蓋が開いて砲塔が出てきても驚かないわ。

 この武蔵、沈没地点は日米で記録が残っていたものの、中々見つからなかった。
 生存者だった機関長?が記録を元にシブヤン海を捜しまくったが、ついにと言った感じだ。
 しかし、シブヤン海ってフィリピンの内海みたいなもんなのに、深度1000mって起伏の激しい地形では実際に潜ってみないと判らないよな。

 全ての記録が公開されている訳ではないが、2隻とも戦闘中に撃沈した大和型でも、武蔵の方が両舷に満遍なく魚雷を喰らった分、すんなり沈んで形がかなり残っている可能性がある。
 武蔵のあまりのタフさに、米軍も大和を殺る時は片舷に魚雷を集中させてひっくり返す戦法を使ったことや爆沈して艦体が裂けた分、海底のあちこちに散乱していてヤマトのプロデューサーが頭を抱えたとか?

 状況が判らないし、1000mの深海では遺骨や遺品の回収は難しいと思う。
 取り敢えず、眠っている場所が判っただけでもよしとすべきなのかもしれない。

 しかし、ポール・アレンは何のために捜していたんだろうか?

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2014年9月13日 (土)

新傭兵代理店シリーズ「悪魔の大陸」読了

 新傭兵代理店シリーズの第二弾。
 なんと上下巻2冊組の作品となっていた。

 そのせいで読み終わるまで時間が掛かったけれど。

 内容的には連作の形でもよかったんじゃない?と思う位上巻下巻で内容が違う。
 上巻は内乱続くシリアへの潜入、下巻は尖閣に絡む中国への潜入と、隠密行動を取りながらの戦闘と言う所だけが同じ。
 もう少しシリアと中国がリンクして舞台が出来ていればなと言ったところ。

 別の作品として出した方がスッキリしたように思える作品だった。
 どちらの舞台だけでも上下巻を書けるくらいネタを仕込める素材だっただけに、ちょっと勿体ない気がした。

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2014年8月 5日 (火)

今月の「Gun Professionals」

 久々に「Gun」誌、Professionalsの方を購入。

 表紙に引かれたと言うのはあるが、第一特集がワルサーP38、第二特集がS&W M19(コンバットマグナム)、それにFN M1910のレポートもありと、ここまで出てくると「暫鉄剣」は無いのか?と(笑)

 クラシックで警察を含めての公用にはならないながら、メカニズム的には現代のモデルとほぼ変わらないP38、警察の回帰はないものの、装弾数の制限からオートとの差が少なくなってきて、それなりに再評価されているリボルバーの代表格のM19。
 直接対比は無いものの、結構力を入れている記事になっている。

 やはり実写版との連携とか考えているのだろうか?

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年9月 2日 (月)

海保が公開している工作船を見た

 みなとみらいでVF-25ヴァルキリーの格納庫を見てきたついでに、海保が公開している北の工作船の残骸を見てきた。
 別に狙った訳でなく、みなとみらいからブラブラしてて赤レンガ倉庫あたりまで行った時に、停泊している巡視艇「きりしま」を撮った横の建屋で公開してたので、無料と言う事もあって見てきた。

 ちなみに撮影で使ったのは「レンズキャップ」
 標準の18-55mmズームを使ったが、これも中々使い勝手がいい。

 赤レンガ倉庫脇に停泊している「きりしま」
Mimg_0482

 ちょっと奥まったところにあるプレハブの様な建屋に入ると、真正面にそれはいた。

Mimg_0488

 爆発して沈んでたのを引き上げただけに、船体はかなり錆びている。
 意外と船首は絞られていて、これならスピード出るよなと思わされるし、漁船じゃないわ。

Mimg_0489

Mimg_0490

 船内に残された小火器。 AKは74なんだ。
 あそこのイメージだとてっきり47じゃないかと思っていたのだが、貧乏な割りには新しいものを使う様だ。
 そして定番のRPG7もありと、潜入任務に使う割りにはお里が知れるものばかり。
 それ以前に波の荒い外洋で、無誘導のRPGなんか撃って当たるのか?
 当たってれば巡視船の方が沈んでただろうけど、そうなってないって事はそう言う事。

Mimg_0491

 工作船でなきゃこんなものは必要無い装備である、船尾の格納ハッチから覗いた格納庫。
 ここに潜水艇やら何やらを格納して、潜入や秘密工作に使うと。

Mimg_0493

 多分、普段は船室に格納されてて、いざというときに引っ張りだされる14.5mmらしい対空機関銃。
 これが出てきた段階で、もはや秘匿される存在ではなくなる。
 この原始的な蜂の巣みたいな照準器で、巡視艇のコンピュータ制御の20mmと撃ち合うってのも勇気があると言うか、無謀と言うか…。

 お暇なら一度見に行くのもありかと。


 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年5月14日 (火)

米軍が次期改良カービン改良計画コンペを中止

 M-16がベトナム戦争中に投入されて約50年なので、次期正式ライフルとは言わないまでもさらに改良したいと言うのはおかしな話しではない。
 M-16/M-4が未来永劫完璧な銃と言う訳でないし、50年前とは求められる機能が異なってきていて当然だから。

 ただし、使用弾薬が現行と同じ5.56mmと言うことだと、財政が厳しい中敢えて選ぶ必要があるのかな?と思う。
 今のM-16/M-4系のウィークポイントの一つが5.56mm弾のパワー不足。
 最も、主戦場がアフガンとかイラクと言った長距離射撃を求められる場合で、比較的短射程で歩兵が持てるだけの武装で移動する様なベトナムとは求められるものが異なってきた事に起因する。
 現行のSS109は遠距離での威力低下が少なく命中率も悪くないと言うが、それでも旧式の7.62mm弾よりは遠距離射撃は不利となる。
 しかもM-4は短銃身のカービンと言うハンデもある訳で、改良を加えるにしてもカービンが変わらないのではあまり意味は無さそうだ。

 どちらかと言えば銃本体に起因する問題ではないし、M-4は歩兵の持つ個人装備のウェポンシステムとしてはオプション装着等で完成していると言えるだけに、全く新しい概念の歩兵用ライフルを作ると言うのでなければ、M-4をそのまま使い続けても問題ないしコストも抑えられる。

 そう言えば日本の89式もかなり古くなってきているのだが、次期ライフルの話しはあるのだろうか?
 この手の使い捨てしてもかまわないものなら、自国産のオリジナルで無くてもM-4のライセンスなり直接輸入なりでも構わないと思う。
 M-4はパテントの関係で色々なメーカーが製造しているし、メーカー毎に色々と特徴を持っていてバラエティに富んでいる。
 M-4トライアルをやって、丁度良いメーカーがあればそこに一括発注でも構わないのでは?
 勿論日本メーカーでも良いものが作れればそれでよし。
 民間用で売れる才覚があるならアメリカで勝負してもいいだろう。
 89式1丁でM-4なら3~4丁は買えるのだから、年々削られる防衛費の有効利用に丁度いい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

より以前の記事一覧