旅は雑誌から

　良く買う雑誌の種類に旅についての雑誌がある。
　行く気になれば・・・なるまでが大変なのだが・・・出かけられる国内の旅ではなく、一生縁がないだろうと思える海外の旅をメインにした雑誌である。
　ただ、この手の雑誌は長続きしないんだよね。　特に私が買いたくなるような雑誌は短命である。
　「地球の歩き方マガジン」は結構長続きした様だが、「トラベルフロンティア」十数号で休刊。　パッケージツアーの評価をメインに扱った「旅ランキング」は５〜６号で休刊のお知らせも無く消滅した。
　
　「旅」と言う雑誌がある。
　新潮社が引き取ってリニューアル創刊の特集がシチリアだったのだが、シチリアの空と地中海の青さが強調された表紙が新鮮で思わず買ってしまった。　中身も旅を扱う雑誌として充分だと感じたので、興味のある場所の特集なら買っていこうと思っていたのだが。
　やはり売れなかったのだろう。　いつの間にか女性向け旅雑誌にリニューアルされてしまった。　今月のフィレンツェ特集を相方が買ってきたので読んだのだが、やはり女性向けの「ＣＲＥＡ」と同系統の記事である。　まぁ「ＣＲＥＡ」ほどセレブには振っていないようだが。　
　確かに良くまとめてはいるのだけど新潮社でもこの分野は難しいようで、「ＣＲＥＡ」の様に特集でたまにやるならともかく、毎号となると休刊になりそうな雰囲気である。
　この手の雑誌が長続きしないのは、行き先ごとに毎年改版されるＡ４版中とじガイドブックに情報量で負けてしまうせいなのだろうか。
　テーマとストーリーと旬な話題に工夫を凝らせば男でも買えるのだが・・・買う奴がいなければだめか(苦笑)
　こうなるとＪＡＬの機内誌位しか旅雑誌は残らないのであった。　あれは機内で配るついでに売っている様なものだし、一応本業にも関わる訳ですから。　でももうちょい面白いといいのだけど。