「翼に日の丸」読了
最近、また仕事で出歩く機会が増えたので、移動の友が必要となった。
WALKMANは家との行き帰りで使っているが、仕事時間内だと携帯とかで連絡が入ることもあるので、耳を塞いでしまうのは不味い。
そうなると本となるが、最近あまり本を買っていなかった事もあり、再読ばかりだったのだが、流石に新しいモノが読みたくなってくる(笑)
そんなこんなで、たまたま空き時間が出来たのと、友切れ状態であったのが重なり、本屋で物色。
それで何の予備知識も何も無しで、本棚に上中下が揃っていたからと買ったのが「翼に日の丸」(川又千秋著)である。
単にタイトルだけで決めました(笑)
しばらく空モノは読んでなかったことだし。
内容としては、ひょっとしたらあったかもしれないもう一つの太平洋戦争を一海軍パイロットを通じて描いているのだが、栄を2基積んだ双戦やら史実よりずっと早く誉より信頼性の高いエンジンを積んで実戦投入された烈風やら、どうやったら作れたんだと言うジェット戦等々であるが、これはそう言ったものだと思って読めば、充分楽しめる作品であった。
そんな状況だから、かなり強引な展開になるが、あと一冊分くらいの量があっても良かったかなと言う気がする。
既に厚手の文庫本3冊分のボリュームがあるのだが。
緻密でリアル系の仮想戦記と言うのも楽しいが、この手の無想戦記のノリも悪くない。
昔いた何とかシゲキとか、軍艦の名前をくっつけたグループ作家とかの作品は別であるが。
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