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2006年11月 5日 (日)

「虎07潜を救出せよ」読了

 待ちに待った新作である。本当は春に出ていた筈なのに・・・今は晩秋である。
 こんなに予定がずれるのもこの人にしては珍しいと思ったら、ガンダムのゲーム本とかをやっていたようである(ーー;)
 まぁ予定は未定で放り出すよりはマシかだけど。
 
 上下巻共発売日当日にはゲットしていたのだが、この先何時出てくるかも判らんので、大事に読んでおりました。
 物語は、日中がいがみ合っているFEE近辺に建設されたガス田プラットフォームを中心に、日中韓を巡る事件が発生する。
 プラットフォーム近くで最新鋭の韓国潜水艦が防御兵器で撃沈され生存者が確認されるが、韓国に救出能力がなくお鉢は日本に回ってくる。 時を同じくしてプラットフォームはテロリストに占拠され中国軍の奪還作戦は失敗。 これも日本に回って来て、二方面作戦を強いられる所に、台風によりタイムリミットが迫る・・・
 
 例によっていろんな所でいろんな動きがありながら、それが一本に繋がっている所がスケール感を感じさせてくれる。
 そしてエピローグで意外な人物によって明かされる事件の本当の意味で、ある意味どんでん返しが仕掛けられているのは、ちょっと珍しい。
 が、導入の韓国潜水艦がなんでプラットフォームに立ち寄ったかがよく判らず、命令した本人が自決しちゃってるからその辺はなぁなぁで終わってしまったのだが、何かしら占拠事件に関係があるのか?と伏線を疑ったのに肩すかしを喰らうのは?
 そして中公の仕事らしく、お約束のサイレントコアが出るのだが、殆ど活躍らしい活躍は無く、いなくてもいいと言うか居ない方が登場人物が減る分スッキリしたと思う。
 中公の仕事が一番やりやすいと言うのはあるだろうけど、そろそろ他の仕事もして欲しいと思う一作であった。

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