イタリア旅行記その8
ヴェネツィアへ その3
ヴェネツィア本島に至る方法は3つ。
一つは今回の様にバスで向かう方法。
そして列車でサンタルチア駅まで向かう方法。
この二つは19世紀にオーストリア領となった際に作られた橋を通っていくルートで、干潟の上を4キロ走っていく。
車の場合はローマ広場まで入ることができる。
本土のホテルに宿泊するツアーだと、ここまでバスで入ってきて後は水上バスやタクシーでサンマルコに向かう様だ。
そして最後が海の都らしく船で入る方法。
マルコポーロ空港からも本島行きヴァポレットが発着しているし、水上タクシーの乗り場があるので金持ちは水上タクシーで向かう。
その場合乗り付けるのは、サンマルコ広場となる。
ここは共和国時代からヴェネツィアの表玄関であった訳で、一度でいいから船でヴェネツィア入りしてみたいと思うのであった。
ローマ広場でミニバンを降りる。
スーツケースはドライバーが降ろし、それを船のポーターが専用船に載せてホテルに向かうので、手荷物だけ持って水上タクシーでホテルに向かう事になる。
今回のホテルは小運河沿いで専用の船着場を持っているからそこまで行ける・・・と思っていたら、雨で水かさが増してしまいホテルまで行けないと言う。
多分橋で引っかかるんだろう。
ではどこまで行けるのか?となると、リアルト付近まで行ってそこから徒歩だと言う。
夜のリアルト近辺上陸ってのもいいか。
足場が悪いので先に乗って母と相方の手を取る。 残念なことに船内の席なので夜景を観ながら向かうって訳に行かない。 折角雨が止んで星が見えているのに。
リアルトまでは10分も掛からない。
大運河の両岸を窓から眺めているうちにリアルト橋のたもとに到着。
さりげなくライトアップされている白い橋は中々綺麗なものである。
ちょっとの間橋を眺めてからホテルへと向かう。
ここからはサンマルコ方面に向かって約5分ほどの所にホテルはあった。
既にスーツケースは届いており、殆ど待たされずにチェックイン。
部屋は3階・・・日本式には4階に当たる・・・の角部屋。
既にエキストラベッドも用意されていた。
以前宿泊したときは古めかしくて、如何にもヨーロッパのホテルみたいな感じだったのだが、改装されてロマンティックな内装となっていた。
今回のホテルの中では一番ロマンティック系だった。
そして以前は無かった電気ポッドとお茶・インスタントコーヒーの用意までされている。 まるで日本のホテルの様である・・・結局飲まなかったけど。
そして部屋にはワインが一本。
食堂が改装中だったのと、荷物を自分で運んだことに対するホテルのお詫びだったらしい。
ウィスキーの類を持ってこなかったので、寝酒代わりにちょっと頂くかと栓を開ける事にしたが、ワインオープナーが無い。
後で添乗員さんに聞いたら、他の部屋は冷蔵庫の中にあったそうだが、見当たらないので、早速スーツケースを開けてスイスアーミーを取り出す。
この手のナイフが1本あると実に便利。
ヨーロッパだとまだ捩じって開けるタイプの壜が主流ではないので、ワインオープナーや栓抜きのついたモデルがあると重宝するのだ。
今回はスイスチャンプを持って行ったが、コイツはこの他にもメガネのネジを締める精密ドライバーやちょっとしたものを切れる鋏やヤスリが使えるので大抵持ち歩いている。
今回のワインのコルクは意外と素直で、するすると抜けてくれた。本式のワインオープナーでないので、手こずると結構大変なのだ。
テーブルの上にあったグラスやカップにワインを注いでいる間に、相方がつまみを引っ張りだす。
煎餅やチーズ鱈、ピーナッツの類で無事イタリアに到着したことに祝杯を上げる。
このワイン、サービスだったから味は期待していなかったが、渋みやくどさが少なく美味い。
ラベルを見ると別に等級つけされている訳でない地元のワインで、ホテルの仕入れ値はせいぜい5~600円って所だろうが、そこは全国でワインを作る世界一のワイン王国だけある。
本の一口と言いながら、結局1本開けてしまいそのまま就寝。
長い一日が終わった。
しかしたった一日でこんなに書いていたら、いつになったら終わるのだ?(笑)
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