イタリア旅行その14
3日目 ヴェネツィア ⇒ フィレンツェ編 その2
ローマ広場に到着すると、既にバスは待っていた。
荷物室にスーツケースが仕舞われるのを確認した後乗車。
出発前だが早速?バスの中でミネラルウォーターが売られる。
中の冷蔵庫で冷やされた状態で、500ミリが1本1ユーロ。
バールでは最低でも1.5ユーロはしたので、早速人数分買い込む。
半ばサービスもあるのだろうが、安いし店に並んで買わなくて済むのは助かる。
どうもバスには常備しているらしい。
違うバスだったが荷物室が偶然見えた中にミネラルウォーターが何箱も積まれていたので、そこから冷蔵庫に補充しているのだろう。
イタリアでもこんな心配りするようになったのか、日本の旅行会社の要求がそこまで行っているのかは判らないが。
そうこうしているうちに、バスはローマ広場を離れリベルタ橋にかかる。
夜は闇の中だった海を見渡しながらの走行は、ヴェネツィアが海の上にあったことを思わせてくれる。
そして本土に渡り切った瞬間、回りの景色は一変する。
二日ほど見ていなかった自動車の姿や樹木が見れるから。
本土にわたってすぐ、高速へと入る。
行き先表示はフィレンツェの文字が。 ここから2.5時間程度南下した先にある。
高速は事故も無く順調に流れる。
所々工事しているところに差しかかるが、こちらでは中央分離帯を外して反対車線に行くように誘導しているのには驚く。
日本の場合は中央分離が固定なので、仮に反対車線が空いていたとしてもできないので、リソースの有効利用と言う意味では勿体ないかも。
その代わり対向車線で正面衝突の危険はあるが・・・
途中フェラーラあたりのサービスエリアでトイレ休憩。
料金は50セント也。
ま、綺麗なトイレを使わせてもらうのだから、その位は仕方ないだろう。
空を見上げると、多少雲はあるもののいい天気。
このまま行ければいいなと思っていたのだが、そうはいかなかった。
フィレンツェは山の中の街なので山に入っていくと途端に雲行きが怪しくなり、いつの間にか雨が降ってきた。
しかも近づくにつれて激しくなってくる。 どうも添乗員さんの見た天気予報の方があたった様だ。
豪雨とは言わないまでも結構な降りの中、フィレンツェ旧市街を眺められるポイントであるサンミニャートアルモンテ教会に到着。
ここはミケランジェロ広場より標高で30m位高い位置になる。
教会自体は地味なのだが、昔から変わらないのであろう風情を漂わせている。
内部も司教区に置かれるドォーモの様な豪華な飾りつけは皆無だが、窓の少ない暗さが昔を思わせてくれる。
ここの前庭からフィレンツェ旧市街を眺める。
晴れていたらすばらしい眺望と言えたのだが、雨に煙った中ではドォーモとヴェッキオ宮殿がぼんやりと浮かぶのみ。 残念。
その後ミケランジェロ広場まで降りて、再びフィレンツェ旧市街眺めるが状況は変わらず。
それでもポンテヴェッキオを含めたアルノ川までを撮影できるポイントで2~3枚撮影してみる。
天候悪化が恨めしい。 まだ半日あるのに・・・。
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