Amazon

2025年3月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          
無料ブログはココログ

« アルテッツァ 車検 | トップページ | 新しい靴を買う »

2007年11月20日 (火)

我那覇ドーピング問題に思う

 川﨑の我那覇選手のドーピング問題がまだ燃えている。

 後藤元ドクターのJSCCへの仲裁申し立てにJリーグが同意しなかった事でケリが着いたと思ったのだが、当の本人が言い出したことで厄介な状況となっている。

 今回の仲裁申し立てに絡む一連の出来事については、正直なところ報道を見ているだけでは訳がわからない。
 クラブの立場もリリースを読む限りでは理解できるし、後藤元ドクターの言い分も代理人の「煽り」を除いて見ると言いたいことは判る。 我那覇選手の想いもどうにかしてやりたいと思う。

 J側の対応は「当事者以外」とは話ししないよと言うことだから、これも筋論で行けばその通りだし当事者が言ってくれば対応すると落し所もある。 問題はみんなが何とかと思っているベクトルがずれている所だろう。 それぞれの立場で言える事は言っているわけで、川﨑側の態度を決めなければJは動けないから、クラブと我那覇選手間でどうするか決めなければならない。

 クラブ側としては我那覇選手にペナルティが下って、世界的にクロとなる事を一番恐れている訳で、裁定に従っていればJリーグでプレイする限りは出場は保証されるし、仮に別のクラブに移籍となってもこの事が問題となる事は無い。

 ただ、今後我那覇選手が海外でプレーを希望した場合には、今回の件はマイナスポイントになってくる。 日本での実情が判らない海外のクラブがドーピングでクロの選手を移籍させる事は無いだろう。

 そして日本代表としてプレーする場合に問題はないのか?と言う疑問もある。 今シーズンはこの問題と故障で棒に振ってしまったが、来年日本代表に復帰する可能性は充分ある。 その場合にワールドカップ予選でこの問題が出てくる可能性はないのだろうか? 日本サッカー協会がお墨付きでも、前科ありと判断された時に不利になる事が無いとは言えない。 対戦相手からアピールされないとも限らないし。

 後藤元ドクターに関しては、我那覇選手が意思表示した以上はもう舞台から降りた方がいいだろう。 クラブを辞めて当事者の資格が無くなったのだから。 クラブから圧力を掛けられたとか代理人は言っているが、そんなもの組織としての決定に背く以上は辞めて出て行く以外の選択肢は無いのだから、ある意味当然である。 彼が行うべきだったのは、勝手な仲裁申請ではなく上層部の説得だったのだ。 彼が我那覇選手をどう思っているかは判らない。 だが彼が辞めた事でクラブ内の関係者で我那覇選手よりに立てる人間が減った事は事実である。 この件で監督やコーチ、選手と言った現場のスタッフが動ける事は無いのだから。

 最後に我那覇選手については、心情は良く判る。 Jのドーピング規定に引っかかる行為だったとは認識はまるで無かった訳だし、結果としてクロとされたが実は規約の方に問題があったとなれば、取り消しを求めて当然である。

 だが、それを何故今まで表に出さなかったのか?と言う点は判らない。 クラブに気をつかったのかもしれないし、故障でそれ所ではなかったのかもしれない。

 ただ、早くクラブに意思表示できていればとも思う。

 今回の件で落し所としては、クラブからJリーグに協議を依頼してクラブ側の過失はそのままとするが、我那覇選手に対しては公式記録からドーピング裁定については取り消しすると言った所ではなだろうか。
 問題はこの件でFIFAがどう動くかである。
 重い裁定が下って選手生命が絶たれるには、我那覇選手はあまりに惜し過ぎるのだから。

このページは xfy Blog Editor を利用して作成されました。

« アルテッツァ 車検 | トップページ | 新しい靴を買う »

サッカー」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 我那覇ドーピング問題に思う:

« アルテッツァ 車検 | トップページ | 新しい靴を買う »