大坂城へ行く
天気が良かった連休最終日にちょっと大坂城まで行ってみた。
住んでいるところはお城の北東あたりに位置していて、地図を見るとそう離れている訳ではない事が判ったので、天気もよくあったかいと言うこともあって、昼頃から出掛ける。
一時間は掛からずに歩いて行けると踏んでいたのだが、途中道を間違えて大回りになり2時間近く歩く破目に。 当初の目論見は京橋・OBP方面から侵入する筈だったのだが、気づいたらJR森ノ宮駅側からの侵入となってしまった。 別に一撃して敵中突破して京橋方面に離脱するって訳では無いのだけど(笑)
森ノ宮側入り口から天守閣まで、大体1キロ弱位と近くの地図を見て見当をつけて歩きだす。
天気のいい休日だから人が多い。 このあたりは平坦なので歩き易いのが助かる。
犬を連れている人も多く、確かに犬の散歩コースとしては最適だと思う。
そうこうしているうちにお掘のあたりに達して左に曲がり、門をくぐるとそれなりの傾斜を登っていくことになる。
いくら平城と言っても、それなりに高いところに天守が無いと様にならないから。
このあたりから回りの人間の感じが少し変わってくる。 聞こえてくるのは中国語韓国語の類。 あちらの国は旧正月で休みなので観光旅行に来ているらしい。
この時点で「ここって観光地なんだな」と実感。
大阪で観光なんて思いもつかないのが首都圏住民の性か?
京都や神戸なら話は別なんだが。
そんなことを考えながら、坂を登ってくると天守閣の前に到着。
例によって観光客が写真を撮りまくっているので、その邪魔にならないように移動しながら眺める。
姫路城の様に建造当初の建物ならともかく、これってコンクリ製のまがい物だし敢えて金払って中を見る事も無いだろうと。 外付けのエレベーターも興ざめだし。
ただ、石垣の類は建造時に組み上げたものも多いだろうから、その配置を見るだけでも在りし日の巨大さが忍ばれる。
これだけの巨城をよくもまぁ作ったものである。
確かに難攻不落だろうが、この城を守るのにどの位の兵隊を籠もらせればいいのか?と思うとでかすぎるのも考えものだなと。
この規模だと、数万の軍勢が籠もらないとまともに防衛できないんじゃなかろうか?
恐らく、この城を設計した人間は、この城が機能を発揮することは無いだろうと読んでいたのだろう。
この城が攻められると言うことは、豊臣の天下が終わっている事を示すのだから。
数万の軍勢が籠もれば難攻不落だろうが、籠もったままでは戦に勝てないので、どこかに攻め寄せた軍勢を痛撃する為の出城も用意されていたのだろう。
あの城を落とすのに1~2万の軍勢では無理なので、数万からの軍勢が取り囲む事になる。
その軍勢を叩くのに数千の規模では歯が立たないから、城の軍勢と呼応するにしても最低でも万の単位の軍勢を収容できる出城が相互支援できる位置に必要になるから、その軍勢を合わせれば10万単位の軍勢がいないと守りきれない訳で、そんな人数をかき集められるなら、攻めてくる連中を外で叩き潰せる。
その様に考えると、大阪城の攻防は籠城側にハナから勝ち目のある戦ではなかったと言うことである。
設計者の思いが通じてれば、あんな戦しなかっただろうにと思うのだけど。
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