星を継ぐもの
■「星を継ぐもの」SF作家ホーガン氏が亡くなった。
偶然にも、最近読み始めた作家さん。
海外のSF作品はその文体が妙なのに中々馴染めず…8割方は訳者の責任だと思うが…殆ど読まなかったのだが、IT系のサイトのコラムで紹介されていて「星を継ぐもの」はプロジェクト管理の物語であると。
そう言われると読んでみたくなる。
読んでみた。
仰る通り。
序盤の会議のシーンは炎上プロジェクトの香りがプンプンと。
BGMにデスマーチの力無い靴音が聞こえた気がした。
主人公のハント博士の役回りはプロジェクト開発における典型的なプロマネ。
自分での発明や発見といった仕事よりも、各部署の情報を吸い上げて整理してから右から左へと的確に流し、行き詰まった調査に新たな視点で解明に向かわせる。
最も解明したら新たな謎が立ちはだかるのだけど。
別に派手な宇宙戦闘シーンもSFらしい、ん?な展開も無く、淡々と月で発見された5万年前の遺骸とガニメデの氷に埋もれた2500万年前の異星人の宇宙船の謎が追われる、どちらかというと推理小説的な匂いのする作品。
こうなると続きが読みたくなる。
アマゾンで巨人たちの星シリーズを大人買い。
まだ続きが出てくるかと思っていた矢先の訃報でありました。
まだ翻訳されていない「巨人たちの星」シリーズもあると言うことなので、ぜひとも出版してほしいものだが、果たして?
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