「３日もあれば海外旅行」読了

　たまたま出張に行ったときに、駅の本屋で見掛けて車中の暇つぶしにと買ったのだが、暇どころか風邪で完璧にダウン状態だった為、全く手つかずで帰宅。
　通勤途中でスマホをいじる合間にパラパラと捲っていたのだが、新書判のハウツウもののなので特に支障なくサクサクと読み切った。

　要するに趣味として「旅行」を位置付けた時に、週末を上手く使えば海外だって行けるんだよと言う事を説いている本。
　色々な趣味がある中の一つと言われればそこに費用を掛けるのはあり。
　と、週末はどちらもスタジアムに通っている身には同じ観点で見えてしまう。

　一番大きいのは羽田が国際化して且つ２４時間運用されている事で、深夜出発便や早朝帰国便が大幅に増えた分、機内泊と言うハードな旅になる覚悟があれば、わざわざ長い休みを苦労して取らなくても行ける環境が整った事。
　成田だと行くだけで疲れるし戻るのも大変だし、なにより２３時～６時は離発着できないからスケジュールが厳しすぎる。

　例え短くても、目的を持ってそれに絞り込んでいけば良いと言うのも判る。
　アウェーの試合に参戦に行って、札幌や博多に行っても翌日はまた別の試合があるので、ろくな観光もしないで帰ってくるのも、目的が絞り込まれているから…ちょっと勿体ないと思わなくもない。

　その他、スケジュールの立て方から航空券の押え方、情報収集のネット活用法にノマドワークまで、ページ数の割に色々書かれているので、この手の話しが好きなら話しの取っかかりくらいにはなりそう。
　ただ、そこから先どうする？となったら、そこは自分で調べて工夫してと言うのを楽しむのが趣味と言うものだろう。