高斎 正著『レオーネが荒野を駆ける時』を救出
自由ヶ丘で開催された『女神祭』を渋谷に行ったついでに覗いてきた。
流石はお洒落な街自由ヶ丘らしく、出ている露店も地域の商店街が出しているようで、普通の縁日の様な露店とは趣が代わってて、お洒落な食べ物と酒はワインにスプラッシュがメインと、ここまで拘るのも個性だよなと。
そんな中、駅前ロータリーに古本の露店があったので覗いたら、%タイトル%があった訳で。
ただの古本屋ではなく「本を森に帰す」と言う運動の一環らしい。
そんな状況なので、テント内のテーブルに並んだ古本は脈絡がまるでなかった訳で、どんな集め方をしたのだろうと。
この作品、ノベルズで出た初版で読んだのだが、まだ何処間にあったはずと思いながらも自信が無かったし、100円なら良いかと、買ってみた。
内容は富士重工のテストドライバーが夢見たバハ1000出場が、富士重工の対米輸出へのアピールを込めて、会社としてのプロジェクトとなり、テスト用に作成されていたフラット6を当時の主力車種レオーネをベースにした「スーパーレオーネ」に搭載して挑むと言うもの。
SF作家らしい奇想天外なアイデアで掛かれた「~する時」シリーズも主要なレースや国産メーカーを一通りやって、パターンが確立していたが、このあたりまではまだ作者の「文通している様な会話」は無く、読みやすい。
読むのにもレースの様なスピーディーなテンポで読みたいってのがある。
その当たりが、段々ずれて言ってしまったのが残念ではある。
しかし、アマゾンでまだ扱ってるとは思わなかった。
他も有るならうれしいが。
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