シフトダウン考
ちょっと前、twitterで変な連中を見た。
オートマ車の発進事故に関してプリウスのシフトパターンが悪いんだと信じてる一党。
事故原因はスロットルとブレーキの踏み間違いって出てるのにw。
彼らが言うには年寄りはマニュアル車が長かったから、Nに入れるのが習慣化しててATでも停車時はNにするんだ!とか。
んなこと有るかい? この年代はD→Nの切り替えによるトルク変動で尻がピコピコ動くのを嫌うのが多い。
MTはそんな動きしないからね。
それにこの年代はATの信頼性を疑ってて、ポジションチェンジは消耗が進むって考えてる。
停車中はDのままブレーキで事足りるのに、なんでわざわざNにするんだか。
と、いう前フリからの本題。
ATとくにCVTだと速度変更はスロットルとブレーキだけでやることが多い。
最近のCVTはBってエンジンブレーキが掛かるポジションがあるけれど、長い下り坂用で街中であまり使わないポジションだろう。
でもBってギア比がローギアードになるんで、スタート時に使うと加速がDより良いんだよ。
伸びは無いけど(笑)
それと比べて、MT車はシフトダウンによる減速も加わる。
広義にはエンジンブレーキとなるけど、低いギアに切り替えることでより強く掛ける操作ができる。
エンジンブレーキの使い方で印象的だったのが、今は亡き巨匠の歳時記のコラム。
「高速で前方に異変を感じたら、まず3速にシフトダウンする。1500cc以上なら100Km/hはでる。そして状況がはっきりしたら減速かそのまま行くかを決める。漫然と近づくのは危険だ」的な内容だった。
その頃は車に乗ってなかったんでそんなもんかと思ったが、実際に乗ってみると怪しいと思ったら備えておくって考え方はアリだと今でも思っている。
ただ、やり方は巨匠とは違う。
なんかあるか?と思ったら、まずスロットルを閉じてブレーキに足を乗せる。
何もなければスロットルに足を戻して開けて速度維持。
まだ怪しいと思ったところで6速→5速に落として速度を落としながら、様子を見る。
以前ならポンポンとシフトダウンするところだが、最近は速度を落とすのもゆっくりとブレーキを併用してやる。
ブレーキランプ灯さないで減速すると突っ込まれる危険があるから。
走ってる車の大半がATだから、ランプがつかないで減速してるなんて想像できないドライバーがいるかも知れないと思うとね。
実際のところ、シフトダウンが減速手段とはあまり考えていない。
止まるならブレーキを踏むのが一番確実。
シフトダウンの目的は減速後の再加速の為だと思っている。
トルコンにしろCVTにしろ、ATでスロットルを大きく開けたらキックダウンなり加速するギア比に変動したりするが、それを減速時にやれるのがMTのシフトダウンだと。
ギアのステップ比を考えて6速→4速とか5速→3速なんて1段飛ばしで低回転のエンジンを加速に持っていくってのがMTの楽しみだと思う。
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