8/2の天皇杯4回戦。
川崎はJFLの高知ユナイテッドとアウェー対戦。
全員守備からのロングカウンターにかなり手を焼いたのは事実。
カップ戦だから『勝てばよかろうなのだ!」と言えるが、リーグ戦でこんな状況はかなり不味い。
完璧に組まれた守備ブロックはカテゴリー差があっても有効に機能するって見本みたいな守備を見せた高知ユナイテッドの意思統一された組織力は素晴らしかったが、これを突破するだけの破壊力がないのが今の川崎。
セットプレーで点が取れてよかったよ。
試合後はカテゴリー違いの対戦らしく、双方の選手が相手方に挨拶とサポのコールって天皇杯ならではの爽やかなエンディングがあったのだが…。
全く逆の阿鼻叫喚だったのがCSアセット港サッカー場の名古屋ー浦和戦。
正直「なんでそうなる?」と言うより「そうなるだろうよ」としか思わなかった。
状況から言えば浦和サポが悪い。
これはもう擁護のしようもない。
名古屋サポが近寄ってきて煽ったからってのは言い訳にもならない。
自分たちだって相手に煽りいれるんだから、相手にやられたくらいでいちいち反応するなよと。
それは置いておいて、騒動の一因になったのはCSアセット港サッカー場って試合会場にある。
愛知サッカー協会は何を考えてこんなスタを選んだんだよと。
画像やなんかを検索すればわかるが、スペックとしては街クラブやユース、学生の部活レベルで使うのが最適の草サッカー場と言って良い。
そのレベルではよくできたスタジアムなのだが、こんなところにJ1同士の試合をどうして持ってくるんだ?
「会場を押さえたときには名古屋と浦和が対戦するとは思いませんでした」なんて言い訳にもならない。
天皇杯の4回戦と言えば、勝ち残りはJ1がかなりの割合を占める。
J2はまだしもJFLが勝ち上がる可能性は少ないし、勝ち上がったら下位カテゴリーのホーム開催になるんだから、なおさらここでやる可能性はない。
J1同士の対戦があって当然なのだ。
次回以後の天皇杯ではJ1同士の対戦カードは、J1規格のスタジアムでの開催を義務付けるべきだろう。
1~3回戦でJ1同士の対戦は無い様に組分けされてるんだから、4回戦以降のスタジアムはJ1がホームにしているスタジアムに限定するのは簡単なはずだ。
今回の対戦が名古屋ホームの必要性は置いといて、豊スタだったら絶対発生してないだろう。
ゴール裏から反対のゴール裏まで行くのに距離や障害がある。
ピッチに降りて走ってくるなんてできないのだ。
この点については会場を設定した愛知サッカー協会に責任がある。
JFLのホームより貧相なスタでJ1やらせるってどんな発想なんだよと。
「グランパスが嫌いなんです」って訳でもないだろうに。
今回の件で浦和フロントが動いたのは早かった。
さくっと犯人特定して処罰した。
罰則に納得行かないってのはあるだろうが、とにかく処罰はした。
それで収まるかは別だし、名古屋サポ側が一切お咎めなしですませるのか?ってのも出てくるだろうが。
比較になるのがF東の花火と発煙筒。
あんなコアな場所でコアの住人でない観客がやってきて、大事な弾幕に穴開けられて花火ぶっ放されてもヘラヘラして見てたなら、浦和や名古屋のコア住人とはまた別の怖さがある。
どう見たってやらかしたのがコアグループとは全く縁もゆかりもない個人って訳ないじゃないか。
やらかした内容は浦和とは違いますって反論はあるだろうが、やっちゃいけないことをやったのは事実。
F東とのホームでの対戦を残してるところは気が気じゃないだろう。
花火だの発煙筒だのを使う事になんの躊躇もない奴らなのだから、使用されて消防署案件になったときに所轄の消防署が調布の消防署みたいに適当な仕事をしてくれるとは限らない。
この騒動ですっかり4回戦の他カードの状況が霞んでしまったけれど、準々決勝は8/30。
全てJ1ライセンスが取れてるスタジアムだし、もう花火師はいないのでヤバいことは無いだろうと思うが、どこもやらかすなよってのが本音ではある。
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