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2024年4月

2024年4月30日 (火)

プロの定義とは? 「独立リーグはプロでない」に対する私見

 「J2J3なんて二軍三軍だろ」とか言う哀れな野球至上主義者が多い。

 J2J3はカテゴリーが異なるプロクラブだし、バスケやラグビーだってカテゴリー分けされていてもプロとして活動しているのだが、それが理解できないらしい。
 二軍三軍は育成だからJ2J3も同じだろってローカルルールをこっちに当てはめられても困る。
 野球は一つの球団が70人だか100人だかの選手を抱えていて、1軍に入れられない選手の為に二軍三軍持っているから育成って側面もあるだろうが、J2J3はカテゴリーが違って別のクラブでの運営だから全く関係がない。
 育成型期限付き移籍ってのは有るけれど、下位カテゴリーのクラブとの資本関係やら何やらが有る訳でなく、実戦経験を積ませたいクラブと戦力補強をしたいクラブ間で話し合ったうえでのクラブと選手の契約に過ぎない。
 育成という観点ではユースが該当するだろうが野球と違ってプロ契約して加入してる訳では無く、月謝を貰ってサッカーを教える習い事の一つって一面の方が強い。
 スイミングクラブとか柔道や剣道とかの道場と同じようなものと言うか、市井のクラブ活動とはそういうもの。
 だから野球のようにプロ契約して給料貰って育成してもらうってのとは話しが違うのだ。

 無理に野球界の常識で他の競技を語らなくても良いと思うのだけど、次に出てきたのが「独立リーグはプロでない」と言われる主張。

 なんだこれ?となる訳だが、日本での独立リーグを調べてみたら発足当初はアマ扱いだったが、2009年からはプロとして扱われていると出てきた。
(参考資料:https://spojoba.com/articles/1129#:~:text=%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%B0%E7%99%BA%E8%B6%B3%E5%BD%93%E5%88%9D%E3%81%AF%E3%82%A2%E3%83%9E%E3%83%81%E3%83%A5%E3%82%A2,%E3%83%97%E3%83%AD%E9%87%8E%E7%90%83%E9%81%B8%E6%89%8B%E3%81%AA%E3%81%AE%E3%81%A7%E3%81%99%EF%BC%81 )

 試合(興行)で観客から入場料(チケット代)を徴収して観戦させているのだから、プロといって差し支えない。
 じゃあ甲子園も入場料取ってるから高校野球もプロか?とか絡まれそうだが、高校野球で高野連が甲子園で入場料を取っても、その金が選手に渡されているか?と言えばそれはNo。
 高野連の収入は高野連自体の活動費用になっているに過ぎないし、優勝した学校に賞金が出るわけでなく得るものは栄誉のみ。
 だが独立リーグは球団の収入の中から選手に給料が支払われているのだから、プロと言って良いのではないか。
 独立リーグのレベルを指して「プロとは金をもらうに値する仕事をするものだ」と指摘するのは有る一面では正しいかもしれない。
 だが「プロだから金を取る」もまた正しいのだ。

 奴らがなんで独立リーグをアマ扱いしたがる理由は解らない。
 野球界の組織図を全日本野球協会のサイトで見てみたが、組織ばっかり多いけど一本の系統に連なって管理されているるとは言い難い絵になっている。(https://www.baseballjapan.org/jpn/bfj/organization_japanbaseball.html

 JFA(サッカー)やJBA(バスケットボール)のサイトにある組織図とは全く違う。こちらは上から下まで一本で繋がっていてさらに世界連盟と繋がっている1国1連盟で運営管理されているが、野球はというと全日本野球協会の配下に大部分の組織はいるのだが、その配下の線に含まれない組織がある。(西日本中学硬式野球連盟が野放しなのはようわからん)
 NPBと独立リーグ。
 NPBは日本野球協議会を間に挟んで全日本野球協会と線が結ばれているが、書かれた場所を見た限り指揮系統があるとは思えない。
 協議はするが指示はださない、従わないってのが全日本野球協会とNPBの合意なのかは解らないが。
 独立リーグはどことも線が繋がっていない、まさに独立した存在として書かれている。
 全日本野球協会からすると独立リーグの存在は認識してるから絵には書いておくかぁって感じだろうか?

 全日本野球協会から見ると、NPBもそうだが金を取って興行してる奴らは自分たちとは無関係であるって考えてるんじゃないかってのが見えてくる。
 アマチュアリズム(趣味としてスポーツを行いそれによって生計を営んだり賞金を得るなど経済的な利益を追求してはならない)という考え方は前世紀どころか2世紀前の考え方であるが、少なくとも五輪にプロ選手が参加するようになって以降は相容れない考え方と言って良い。
 21世紀令和の世になってまで、スポーツを職業とするのは卑しい事だと全日本野球協会が考えているとは思えないが、組織図はあえて?関係を持たないようにしているように映る。

 色々とググってみたのだが、独立リーグと他のアマチュア組織の関係より、NPBと独立リーグの方がプロ組織として近いとしか思えないのだ。
 なぜ彼らは独立リーグをプロとして見れないのだろうか?
 NPB以外は認めないってトップカテゴリー絶対至上主義なのだとしたらもう何を言わんかやとなるが、それならそれでプロ・アマを含めて一本筋を通した組織運営してる他の競技に文句をつけるなってのが、今回の結論。
 

2024年4月14日 (日)

【銃談】銃身長と命中率の話し

 Youtubeでリボルバーの銃身長と遠距離射撃時の命中率についての実験動画があった。

 テストに使った銃と弾薬、距離を聞いた時点でおおよそ結果は想像できたが、実際その通りになった。

 使用した銃
  2.5インチ S&W M19
  4インチ S&W M19
6インチ  S&W M656
使用弾薬  .357Mag
距離    65m

 6インチだけM656だが、M19とはほぼ同等の銃なので結果に与える影響は殆ど無視してよいだろう。
 M19もM656も可動式のリアサイトを持っていて調整ができる。
 現代の銃でもオートマチックはリアサイトを左右にポンチで叩いてずらす程度のことしかできないモデルは多いし、オプティカルサイトをスライドに取り付けられるモデルもある。
 2.5インチがスナップノーズのフレーム後端に付けた凹みで済ませているモデルを持ってきたらまた結果は違ったかもしれない。

 弾薬も.357Magと高初速のカートリッジを使用している。
 初速は銃身が長ければ燃焼ガスが弾頭を押す時間が増えるので高くなる。
 初速が高ければ長距離での速度低下も抑えられるが、元々が高初速な.357Magなので短銃身でも十分な速度で撃ち出されているので65m程度では弾速が弾道をずれる程の低下は無いだろう。

 距離が65mなのは50mでテストしたらあまりにも当たりすぎるので、急遽延ばしたのだという。
 そのため弾薬が対して残らなかったってオチもあったけど。

 結果は全ての銃で4発発射3発命中となった。
 これは射手のレベルがかなり高いと言っていいのでは。
 25mでも枠に入らないなんて素人では普通にありえるし、拳銃って遠距離射撃をする武器ではない。

 見ていて面白い動画だった。

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